でんきくらげ作     [2012/7/7]

某さん曰く：

「今の医学では、治そう治そうとする傾向がある。 つまり、頭でっかちの人は、100点満点を目指す。

でも、そうじゃないだろう、と思う。 例えば、歩けなかったら歩けないまま、楽しんで生きていけたらいいと思う。 もし、歩けないのは30点減点で、70点とするなら、70点なら70点で、 楽しく生きていればよいと思う。 目が見えなくて、歩けないのは、30点とするなら、30点は30点で、 楽しく生きていればよいと思う。 例えば、ホーキング博士は話せないし歩けないけれど、 大学の教授として活躍されている。 話せないということは、きっと食べることもかなわないだろうと思える。 そういう場合、胃瘻が必要なら、それもすればよい。《

なかなか穿った考えだと思って聞いていた。

むろん、治るものは治すにこしたことはないが、 治らないのを無理やり治そうと辛い思いをしたり、 治らないことを悲観して暮らすよりは、 そのままで、なるべく楽しく心地よく過ごせるほうがよいだろう。 70点なら70点のままで、30点なら30点のままで。

7月7日、今日は七夕さん。

年に一度の調律の季節。 20数年経ちにければ、調律も、昨年度から4代目さんなり。 一段と年離れ、一段と事務的なり。 湿度は毎回言われしことなれど、 ふたを時には開けるように言われし。 昨年度にも言われけるが忘れけるでんきくらげなりけり。 ピアノの上の住人は立ち退いてもらひし。 (K心の声：途中から「でんきくらげ日記《になってるぜ。）

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