でんきくらげ作     [2011/10/22,29]

先日、NHKテレビでマータイさんのことが放送されていた。あの、「もったいない《のマータイさん。

「できないことを悩むより、できることを考えてみたらどうか《というマータイさんの言葉を聞いて、 「あぁ、そうやね《と大きくうなづいた。

そして、一本の小さな木を椊えることから始められたマータイさん。

完璧に理想的な世界など自分ひとりの力では築くことはできない。 それに、何が理想的かというのも人によって違うかもしれない。 そして、できないことを悲観するより、ほんの小さなことでも、できることを考えて実行してみる。

なにごともそうなのかもしれない。

自分自身の人生、家族、まわりの人々、環境、などなども。

年年歳歳、体力的に、できないことが増えてくるが、 できなくなったことを悩むより、できることを喜べるようになりたい。 たとえば、花の世話など。 愛情込めて世話されると、それに答えるように、みごとに、 きれいな花を咲かせてくれる椊物たち。 あぁ、たしかに、そういう花々を見て感動できる自分もまた素敵なのだ。

昨夕、Ｄ某さんより、今日８時から元祖山ガールの番組があるよ、と電話もらった。 NHKの番組で、４０年前に山へ行っていた二人の女性が、 何年も行けなかった山へ、久しぶりに行くことができた番組だった。 そのうちの一人は、阪神大震災で思い出の写真も何もかも焼けてしまわれたとのことだったが、 これから新しい思い出を作っていくことができるとのこと。 ほんと、そうやね。 そして、まさしく、我も、元祖山ガールなり。 懐かしの、かに族なり。 目は多少上自由になりけるが、まだまだこうしてテレビを見られることも嬉しいことなり。 山にも行こうと思えば行ける体力もあるのだ。

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