でんきくらげ作     [2011/4/10]

ウィリーが亡くなり、その後、未曽有の大震災が起こり、そして、原発爆発、等々、気が重くなる日々が続いている。 しかし、それにもかかわらず、 桜の花や春の花々が、いつもの年のように、けなげに開花した。 その可憐さに心が慰められる。

ウィリーが亡くなったりして、「生と死は紙一重」「一寸先は闇」ということを身に沁みて感じた。 そして、この一日一日、この一瞬一瞬を大事にしていかなくては、と思えるようになってきた。

年を重ねるにつれ、まず耳が聞こえなくなり、そのあと、心臓が弱り、最後には、後ろ脚が立たなくなったウィリー。 ウィリーが教えてくれたこと： 生＝善、死＝悪、ではない。 健康＝善、病気＝悪、ではない。 障害（耳が聞こえない）＝悪、健常（聞こえる）＝善、ではない。 それらのことがらは、すべてつながっており、さかいめはない。 なにもかも自然の営みの一部であり、自然に善も悪もない。

ウィリーからは、いっぱい楽しい思い出をもらったし、 今もかわらず、私たちの心のなかにいる。

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